<車のシートは限られた宇宙の創造だ!>
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いろいろな車のシートをたくさん見ていると、実は似ているようで似ていない、さまざまなメーカーのシートデザイナーの思惑が見て取れる。
車とは本当に限られたスペースをより有効に可能な限り様々な使い方に対応した上でより多くのお客のニーズに応えられた車がより売れるわけで最近のシート構造の進化はまさにその限られた宇宙の中を自由にメイクしていく(笑)車の選択項目の中でシートアレンジは以前に比べて、販売に大きく直結してくる最重要項目になってきているように思います。
今までは早く自由に動ける車には動力と言う意味合いの価値観が中心で見た目やスピードが・・・といったスポーティーなより豪華な意味合いの価値観中心でしたが、昨今のエコブームや小型車ブームなどで価値観は多様化の一途をたどり同じ車種でも違ったシートアレンジを持つなど可動シート時代の到来を思わせる多様化したシートアレンジを見ていきましょう。⇒参照
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<シートを使った車中泊の専門化>
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タイラー君ショップでは、今まで何百と言う数の車のシート形状を研究してお客様のご要望やご意見をいただきながらさまざまな形の車のフルフラットシートに対応した車中泊専用のカーマットレスを開発してきました。
ミニバンでお問い合わせ頂いてない車種は無いと思います。(笑)
最初は数種類の車種だけでしたが、販売を続けていく中で次々にお客様よりいろいろなパターンや種類のご要望を頂くようになりだんだん対応していく中で今では対応車種も増えてマットの種類も多数ございます。お客さまと対話させていく中で私たちが想定していなかった使い方をしてみえるお客様もいていろいろと考えさせられました。(笑)
今までご要望頂いた車種も多数に渡り、同じ車種でも発売された年代やシートのバリエーションは多数あり、シート形状の種類は多義に渡ります。そんな年式ごとやメーカーごとのさまざまな種類のシートを見て参りましたので、シート形状から見た車の選び方や自分たちなりのよりよいシートの使い勝手について説明してみたいと思います。
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<シートの可動形状のパターン1(レールスライド方式)> |
シートの可動形状のパターンとしては大きく分けて二つのパターンがあります。
一つ目は左に載せました。シートを床面に設置したレールの上に乗せてレールの敷かれた範囲であれば大きく前後に移動できるタイプです。
こうすることで、シートの可動範囲を大きくできるようになりました。
その反面シートをレールに設置しなければならず。跳ね上げたりレールから外して仕舞い込むなどの変形させる動きには弱いため(一部の大型ミニバンの3列目構造を除いて)2列目シートで前後に動かすのみの動きが多くシート座面を上げて前後に寄せるための構造が主流です。多くのミニバンで1列目さながらのキャプテンシート化が進んだ背景にはこのレールを使ったスライド機能の発展による部分が大きいでしょう。
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<シートの可動形状のパターン2(土台固定方式)> |
二つ目の可動形状の土台固定方式です。先のレールスライド方式に比べて写真にあるように土台を床面に4点に固定ポイントを作って固定して土台幅分のスライド幅をスライドさせる方式です。
こうすることで、可動幅が少ない代わりにに写真の用に跳ね上げることが可能で。後部部分を大きく使うことが可能になる上に、シートをたたむ際にワンタッチで簡単に写真の形へ畳むことが可能になっています。
この方式の大きな利点はワンタッチで簡単に可動ができる部分にあります。最近のミニバンのシート構造は複雑で実際購入した方でも動かし方が分らない!や便利な機能を使いきれていない方がほとんどでは(笑)
シンプルに便利に使えるシート形状でしょう。反面変化に乏しく若干自由が利きません。多くの車の1列目シートやミニバンの2・3列目やミニバン以下のサイズの小さな車に多く見られます。 |
このように09年現在多くのミニバンのシートの構造を語る上でこのレール方式と土台固定方式の二つの構造を
様々な使い方をして組み合わせることによってさまざまなシート可動の形状を作り上げています。中にはレール&土台の二つの
パターンを組み合わせてさらに自由な大きな動きを可能にしている車種もありますので今度はもっと具体的に2列目や3列目など
部位ごとに車種などの紹介を合わせて書いていきます。こちらも ⇒参照
もっと詳しく(具体的に)書き出したページは⇒コチラ |
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