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<2列目の可動形状@(レールスライド方式)>
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近年発売されるミニバンはその居住空間の高低差の増大の為に大きなシートを大きくスライドして動かせるように開発されており、その為大きく進化しているシート可動形状と言える。最先端技術と言えます。
レールに土台ごと乗せて縦に動かせる為土台にのスライド機能で横にスライドさせる事が可能にしている車種が増えています。⇒参照
機能的な欠点としては、安全性の確保のために土台をレールより切り離すことはできず。折りたたみ時に座面を上へ跳ね上げるぐらいしかできず、収納性に優れない点が上げられる。
現在この方式を採用しているミニバンは多く
ステップワゴン・セレナ・ビアンテ・ヴォクシー・ノア・アルファード・ヴェルファイア・デリカ・エルグランド・MPV・エリシオン等です。
このレール形状は様々な発展がなされており、シート構造の研究3で、さらに詳しく紹介してみたいと思います。
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<2列目の可動A(土台固定方式)> |
コチラの構造のパターンの車も今現在も市場に多く出回っておりよく見るパターンではないでしょうか?
写真のように土台を固定することによって使わないときに土台の固定部分を一部切り離して使うことによって折りたたみ時に収納性の向上を可能にしています。
スライド機能は縦に使うしかないため、このタイプの車種は横にスライドさせることは出来ません。
機能的な欠点としては、先のレールスライド方式より可動範囲は狭く居住性を最大限使えない点です。
利点は先に書いたように使わない時の収納性がいいことです。
現在この方式を採用しているミニバンは、
ステップワゴン・ヴォクシー・ノアです。 |
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<3列目シートの可動@(固定跳ね上げ方式)> |
3列目の可動方式としては’10年現在では大きく分けて4種類の可動形式が見られますので紹介します。旧来から多く使われている跳ね上げ方式です。
こうすることで、簡単に跳ね上げれて最近のこの方式は可動部にバネが入っていて結構軽く跳ねあげられることが多くなってきました。
欠点としてはご覧のように跳ね上げ時にガラス面横に大きく残りすっきりしない為に大きな荷物等を積む際に邪魔になってしまいます。
その反面利用するときは下ろすだけですので荷物をどけてしまえばすぐに使用可能にできます。跳ね上げた際は床面もわりとフラットに作ってある点も必見か?
この形式を採用しているミニバンは
セレナ・旧ステップワゴン・ヴォクシー・ノアです。 |
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<3列目シートの可動A(スライド跳上げ方式)> |
コチラの方式は大きめのミニバンにの大きな車体を生かして3列目もスライドさせて大きな居住性を利用できるようにしている構造です。
欠点としては、
レールに乗せてスライドさせるためにレールから外して跳ね上げる際にスライドさせる土台を残さねばならず跳ね上げた際に床面にレール土台が中央に残ってしまいます。
もう一点は跳ね上げた際にシートが残る為に2列目シートの可動幅が3列目シート部分手前で終わってしまう点ですが、大きな車の為そこまで下がる必要がないと言えばないですね(笑)
採用している車は、
アルファード、ヴェルファイア、デリカ、エルグランドです。
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<3列目シートの可動B(レールスライド方式)> |
これまた特殊なタイプの稼働をします。
シートを跳ね上げたりせずに座面を跳ね上げてたたむことによって長いレールに乗った3列目シートを最後列までさげたり2列目いっぱいまで前へ出すことが可能です。
2列目ではこの構造の車は多いですが、3列目でこの構造をつかってきています。
この構造は3列目・2列目共にレールに乗せて稼働させてしまうためレールを比較的長く敷ける点が注目点です。
採用している車は、
ビアンテ、エリシオンです。
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<3列目シートの可動形状C(床下収納方式)> |
3列目のシートを床下に仕舞ってしまう構造です。
今まではエスティマだけの独自の方式でしたが、今回’09年に出た新ステップワゴンが、工法は違いますが、新たに床下収納方式に変えてきました。
床下に3列目を仕舞うことによって車内空間を最大限に有効的に使えるようになっています。3列目部分の壁に障害がないために2列目が比較的後ろまで下げれるようになっています。
採用している車は、
エスティマ 、新ステップワゴンです。
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